老齢年金
公的老齢年金は現在、65歳からの支給になっています。昔は55歳から支給された時代もありましたが、60歳へ引き上げられ、現在の65歳からの支給にいたったわけです。
公的老齢年金は、以下の種類に分けられます。
- 老齢基礎年金(国民年金加入者)
- 老齢基礎年金(厚生年金加入者)
- 老齢共済年金(共済年金加入者)
老齢基礎年金
すべての人が対象になる年金です。対象者は第1号被保険者(自営業者、学生、フリーターなど)、第3号被保険者(専業主婦など)が主な対象者ですが、第2号被保険者であるサラリーマン、OL、公務員の方の厚生年金、共済年金加入者も、この年金をもらえます。
厚生年金、共済年金加入者はさらに、上乗せとして、老齢厚生年金あるいは老齢共済年金がもらえます。
年金需給条件は25年間の保険料の納付が必要です。25年間の納付がなければもらえないということです。
現在(平成21年4月時点)は月々14,660円の国民年金保険料です。
現在、20歳の方はこの14,660円を60歳までかけることになります。
14,660円×12ヶ月×40年間=7,036,800円
※実際の保険料は平成29年まで、少しずつ引き上げられ、最終的に法改正とうなければ16,900円まで上がります。上記は単純に把握するため、この保険料の上昇分は加味しておりません。
かなりの額を払うことになります。
この年金、現在、満額支給でいくらもらえるかというと、
年間792,100円(月額約66,008円)
この年金を支払った保険料をペイするには、
7,036,800円÷792,100円=8.88年
つまり9年間!
9年間、年金をもらわなければ払った保険料はペイできません。
男性の平均寿命は79.00歳
女性の平均寿命は85.81歳
※厚生労働省平成18年度調べ
となっています。
一年収めればいくら年金額が増えるか
さて、一年あたりの保険料はいくらの年金額に反映されるかご存知でしょうか?
1年あたり2万円の年金額
と計算されます。40年間×2万円=80万円(実際は約79万円)ということになります。
老齢厚生年金
老齢厚生年金は上記の老齢基礎年金にさらなる上乗せ部分のことです。
主にサラリーマン、OLの方がこの年金に該当します。要は会社員です。加入者は第2号被保険者と言います。
上記老齢基礎年金に加え、以下の老齢厚生年金がもらえます。
老齢厚生年金の算出方法
老齢厚生年金は以下の式で算出できます。
平均給料×7.125/1000×厚生年金加入年数
例 20歳から会社員、転職無しで60歳で退職(40年間勤務)の例
一生涯の平均給料が35万円だとすると、
35万円×7.125/1000×40年間=99,750円
つまり99,750円
99,750円の年金ということになります。
それに、老齢年金部分を足すと、
792,100円+99,750円=891,850円
月額 74,320円!
となります。
厚生年金保険料のしくみ
給料×15.35%×1/2
例
給料が35万円だとすると、
35万円×15.35%×1/2=26,862.5円
つまり26,862.5円が保険料!
老齢共済年金
老齢共済年金は基本的には老齢厚生年金と同じような考え方をします。
職域加算
職域加算というものが共済年金にはあり、国民年金が1階建ての年金、厚生年金が2階建ての年金に対し、さらに職域加算が加わり、3階建てになるのが共済年金の大きな特徴です。年金が一番多くもらえるタイプの年金です。
※この資料の記載内容は2006年1月25日現在の計算方法に基づいて記載しております。ご自身の年金額についてはお近くの社会保険事務所にお問い合わせ下さい。
参考文献:『知ってトクするあなたの年金』高橋書店より

